2011年のアルバムたち

今年はなぜか女の子ボーカルのバンドをよく聞いた年でした。地味にSeamやSilkwormの過去作からBottomless PitやKorea Girlを漁る去年だったのですが、Korea Girlを出してるAsian Man RecordsのレーベルメイトからLaura Stevenson and The CansやLemuriaを発掘。そこからポータルサイトIf You Make ItでP.S. Eliotを見つけ…と抜けられないような泥沼にはまってしまったようで、まだまだ活気あるバンドがたくさんあるのは以下を見てもよくわかることだと思います。

 

1

Laura Stevenson and The Cans - Sit Resist

Healthy OneやThe Waitをやたら聞きました。アルバムに2曲はいい曲が入ってるというのはリスナーとして当然要求できることだとは思いますが、それをどうやって繋げてアルバムとして聴かせるかというのが作り手の技術でしょう。バンド編成でないCaretakerやFinish Pieceなどが良い感じに流れを作ってると思います(個人的に変な構成の8:08が好き)。前作の"The Record"にくらべるとシンガーソングライターとしては後退した面も感じますが、バンドとして成熟しつつあるのはMaster of ArtのPVなどから自信が伺えます。「とりあえず何でもできるよ!」ということをこのアルバムで表現したと思うので、次が楽しみです。


 

2

Madeline - Black Velvet

歌のうまさではとにかくズバぬけていて、ちょっと垢抜けないバンドが好きな僕としては気が引けた部分もあったのですが、そんなことどうでもいいやと思わせる魅力があります。以前のアルバムはまだ聞いていないのですが、フロントがソングライターとして確立しているところにとても自信を感じさせるバンドなので、どれから聞いてもたぶん間違いないなとは思います。

 

 

3

Witches - Forever

以前のエントリーで書いたようにCara Beth Satalinoを中心としたバンド。既に活動していた時期が長かったからか1stアルバムとなる本作でもけっこうな実力を伺えます。ソロでも演っているGood Onesから迫力あるコーラスで畳み掛けるGreyまで、荒っぽいギターサウンドを響かせるわりにどこか暖かみのあるところが好きです。

 

 

4

Lemuria - Pebble

リリースを重ねるたびにだんだんと落ち着いた方向性を見せるバンドです。線の細い感じのボーカルをうまく曲に乗せるようになったなと思います。個人的には勢い重視でドカドカドラムを聴かせる初期の曲や、凝った曲調を見せる"Get Better"の曲などが好きですが、バンドとして大きな変化があるというわけではないので嫌いにはなれないバンドの一つです。けど、LemuriaらしいPleaserのようなフックのある曲がもっとあればなあとも思います。

 

 

5

P.S. Eliot-Sadie

P.S. Eliot - Sadie

日本のレコード屋でも売ってるみたいですが、フルアルバムをIf You Make Itで落とせます。前作の1stに比べてバタバタした曲調のものが多くまとまりに欠けるけど、タイトル曲のSadieとアルバムを締めくくるMoon Ringは名曲。7インチタイトルのLiving in Squalorを出して(これもここでダウンロード可)今月にラストライブも行ったので事実上ラストアルバムとなりますが、ボーカルのKatieのソロ名義Waxahatcheeが来年1月にアルバムを出すなどまだまだ期待できそうです。